-
投稿者投稿
-
-
2022年1月11日 20:35 #7947mofmof7キーマスター
ペラルゴニウム・トリステの播種ノウハウ
Pelargonium triste発芽難易度 ★★★★☆ 4/5
鮮度にもよるでしょうけど、
普通に土壌に撒いて
水やりするくらいではかなり難しい印象です。P.トリステ種子は他のペラルゴの種子より大きく硬めなので、
播種前の事前処理がかなり大切になってきます。結論を言えば、
「低温湿潤処理」による休眠打破が最も安定した発芽が望めます。もはや、
この方法一択と言っても過言ではありません。(主観、経験則)低温湿潤処理に関しては、
金成コーデックスさんのブログが詳しいです。
オトンナ&ぺラルゴニウムの発芽率を上げる方法|低温湿潤処理による休眠種子の発芽促進小生、以前トリステ種子150粒撒いて3粒しか発芽しなかった(T_T)のが、
低温湿潤処理によって12/40発芽(2022年1月入荷分。処理後40日が経過した段階)に成功しました。
継続することで他の種子もまだまだ期待できそうな予感です。以前の大炎上(T_T)写真。
こいつ外殻除去して保湿してるのに動かんっ!↓以下、他のペラルゴニウム種子と内容が重複します。
予めご留意ください。
▶用意するもの
- ジップ袋 又は 密封ケース
- リードペーパー
- (任意)活性剤や種子殺菌剤
- (任意)スプレーボトル
①種子の事前処理 & 殺菌、浸水
ペラルゴの種子のくるくるの”尻尾”をカットして播種してたんですが、
クルクル尻尾は除去しないほうがいいですね。尻尾あったほうが回転しながら土に潜っていきやすい ので、
カットするとしてもクルクル部分よりも長いところの腺毛部分だけに留めたい(カビやすいから)。てか生存戦略の知恵に脱帽ですm(_ _)m
その後、
ベンレート(カビ抑制)とかホーマイ(種子殺菌)の希釈水に
5時間くらい浸水させました。
白カビ抑制と休眠打破の序章として。※浸水時間は10〜48時間くらい、
それ以上でもいいかもしれません。
(ちなみにP.クリズミフォリュウム種子は幾分小さめなので1〜3時間くらい)②リードペーパーに挟み込んで封入する
取り回しがいいのがリードペーパー。
吸水した状態でも破れづらく、
しっかり形状を保持してくれます。③スプレーで保湿して冷蔵庫で冷やす
リードで挟んだ種子を封入袋に入れたら、
がっつりスプレーで保湿します。
メネデールやリキダスとか希釈水でスプレーするといいです。
希釈率は通常よりも強めにしてます、手強いので。種子が多ければ、
面積が広い透明の封入袋(ケース)のほうが
外から発芽状況を把握しやすい。
あとは冷蔵庫(5度)で冷やすだけ。
〜10日後
3粒の発芽を確認。
でも当初予想してたよりも遅かった。
(P.クリズミは2日〜5日で動きあり)未発芽組は継続して低温湿潤管理。
〜18日後
さらに3粒発芽。
外殻が透けて緑色になっている有望種子もチラホラ見えるので、
湿潤処理を継続します。発芽後の処置
腰水した土壌に発芽した種子をそっと据え置く。
根の部分だけでも少しだけ覆土するか、
埋めるかしたほうがより乾燥を防げる気がします。
保湿された状態をキープするため、
上から透明フタをしてます。
(しっかりと根が潜った段階でフタを外す)総括
個体差もありますので、
低温湿潤で半月〜2ヶ月、それ以上掛かるものと思ったほうがよいです。
基本冷蔵庫入れて放っておけばよいので、
長期戦とはいえ手間要らずかなぁ(^^)粘り強く、忍耐!
-
-
投稿者投稿
- フォーラム「塊根植物フォーラム」には新規投稿および返信を追加できません。